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研修制度インタビュー

大学等委託研修で学ぶ

INTERVIEW01

入庁2年目に大学院への切符を
ここで得た幅広い知識を防災に活かす

大学等委託研修|首都大学東京大学院
防災部 震災対策課
平成24年入庁

先輩の協力で受験も突破して大学院へ。

職員の成長のため、庁内・庁外の様々な研修の受講や資格取得を奨励しバックアップしているのは、入庁後にあらためて実感した東京消防庁の魅力でした。私も最初の配属署にいた2年半で1週間の研修を1つ、1ヵ月の研修を2つ受け、今は2年間の大学院委託研修に出ています。所属していた署では予防課の防火査察係を担当し、より良い対応ができるよう日々努めていたのですが、あるとき目に止まったのが大学院等への委託研修制度。大学時代に防災の研究をしていたこともあり、そのテーマをもっと深めたいという気持ちが高まって委託研修に応募しました。様々な委託研修先がありますが、私が志望した首都大学東京大学院の都市環境科学研究科は、修士資格が得られるものの通常の入試を経なければなりません。庁内で同じ経験をした先輩からアドバイスをもらいつつ、勉強も頑張ってどうにか受験を突破することができました。

知識が広がることで知った「都市を見つめる面白さ」。

職場経験の浅い若手職員を大学院へ送り出してくれるとは思ってもいなかったことで、せっかくのチャンスを最大限に活かそうと研究や勉強に努めています。専攻している学域は、都市防災、都市解析、経済、社会など様々な面から都市をとらえようとする学問領域で、学ぶほどに都市の複雑さを理解し「都市を見つめる面白さ」を知りました。防災面からは問題の多い木造住宅密集地域も、別の観点からは街の「趣」になる。異なる考えの学生たちとの議論では、いつも刺激をもらっています。
大学院では、大規模地震時の避難場所について研究をしています。多数のデータを重ね合わせて解析することで避難場所の評価を行い、より効果的な避難対策について検討しています。ITの世界は進化がとても速いので、大学卒業からあまり日が経たず、技術的なブランクを感じることなく研究に戻れたのは大きなメリットになっています。

自分の成長を、災害に強い都市づくりに活かす

私は幼い頃から消防官に興味を持っていました。母の話では保育園児のときに消防官になりたいと言っていたらしいのですが、気持ちが固まったのは中学時代の職業体験でした。地元の消防署を訪れ、そのとき「女性消防官」の必要性を感じたのです。当時はまだ消防組織での女性職員の比率が低く、そこに疑問を持ちました。その想いを作文に書いたら学校の代表に選ばれ、市の弁論大会に出ることに。このとき多くの方から応援していただいたことで、消防官を目指そうと決めました。
東京消防庁を志望したのは、災害対応の他にも様々な業務があり、自分の幅をもっと広げられると考えたからです。実際、充実した研修制度によって成長を実感しており、この成果を東京をより災害に強い都市にするために活かしていくつもりです。