東京消防庁

2019年度 消防官募集

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消防署 特別救助隊

2011年 入庁 九州地方出身

職員紹介 | 助ける | 隊の仕事

特別救助隊

消防署 特別救助隊

2011年 入庁 九州地方出身

困難な現場に限界まで
挑み続けたい
助けを待つ誰かのために

災害現場の最前線で、助けを待つ誰かのために、ただひたすら全力を注ぐ。特別救助隊は、とくに「困難性が高い」と判断される災害現場に出場します。私たちにしか助けられない命がある。その重みこそ特別救助隊の原動力です。東京消防庁のなかでも81ある消防署すべてに特別救助隊がいるわけではなく、複数の消防署の管轄エリアを広域にカバーしています。そんな私たちが本領を発揮する機会は実際、誰にとっても一生あるかないかわからない事故や災害ですが、助けを待つ人がいる限り私たちは日々の努力を欠かしません。
以前、5センチ先も見えない緊迫した火災現場で、見落としそうになった要救助者を発見し、救出した経験があります。消防学校で教わった基本「目配り、気配り、思いやり」を思い出し、確認を怠らないことや周囲をよく見て気付く力の大切さを痛感した現場でした。以来、日頃から周囲に気を配って行動することを心がけています。例えば、ゴミが落ちていることに気付いたら拾う。些細なことでも、人のためを思って行動すれば、災害現場でも誰かのために行動できる人間になれると思うからです。

PICK UP / 1

精神力が試される
特別救助技術研修

特別救助隊員になるためには入庁後、選抜試験に合格して特別救助技術研修を修了する必要があります。毎年約300〜400名が受験して、選ばれるのは50名ほどです。庁内でも狭き門と言われ、体力と技術だけでなく専門知識を問われる試験もあります。私は自分に甘い性格をよく知っていたため、ポンプ隊員の時から「特別救助隊員になりたい」とあえて公言していました。逃げ道をなくし、努力するしかない環境をつくり目標に向かいました。研修は体力、知力だけでなく精神力も問われる厳しい内容でしたが、応援してアドバイスをくれた上司や仲間の期待に報いるためにも、特別救助隊の同志となる同期と切磋琢磨しました。「負けたくない」と踏ん張り、高め合える仲間の存在こそが、常に私のモチベーションです。

PICK UP / 2

自分の
「限界を知る」ことも責任

現場での無謀な挑戦は、仲間や要救助者まで危険な目に遭わせかねません。しかし、限界ギリギリまで自分の力を出し切るため、特別救助隊員はまず自分の限界を知らなければなりません。毎日の体力錬成も「できない」と分かっている回数をあえて目標にしてヘトヘトになるまで限界に挑んでいます。そのうえで、要請があればすぐ出場して全力を尽くします。最近は特殊な災害も増えていますが、もしかしたら遭遇することのない災害に対しても、現場をシミュレーションし、いざというときには最高のパフォーマンスを発揮することが使命です。私は今ある最善策と言われる方法より「より良い方法」を追求することを目標に、努力を重ねた分だけ助けを待つ人の危機を救えると信じて日々訓練を行っています。

今後の目標

弱い自分に
一生向き合い続けたい

私が消防官を目指した原点は、少年野球の監督だった幼馴染のお父さんが厳しくも温かい憧れの存在だったことです。職業が消防官と知り、自分もそんな大人になりたいと思いました。入庁後も多くの憧れの先輩と出会い、経験値と実力だけでなく人間性を磨き、「一緒に仕事がしたい」と信頼できる理想の隊員像ができました。嫌なことからすぐ逃げたくなる弱い自分が、この職務を通じて「そういう性格だから」ではなく、努力すれば変われることも実感してきました。今は一生学び続けても足りないと思える災害救助の世界で、弱い自分に向き合いながらも一歩ずつ前に進みたいです。目標はハイパーレスキューと呼ばれる消防救助機動部隊を経験し、特別救助隊長になることです。さらに努力を重ねて自分に挑戦していきます。