東京消防庁

2019年度 消防官募集

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消防署 特別消火中隊

2014年 入庁 九州地方出身

職員紹介 | 助ける | 隊の仕事

ポンプ隊

消防署 特別消火中隊

2014年 入庁 九州地方出身

1つとして
同じ災害はない。
日頃の訓練で対応力を磨く

東京消防庁に入庁して消防学校を卒業後、誰もが最初に配属されるのがポンプ隊です。つまり、ポンプ隊には当庁で働く上での基本があり、非常に奥の深い仕事でもあります。
ポンプ隊の核となる活動は、火災や事故、救急など様々な災害現場に出場して、消火や人命救助にあたることです。どのような災害現場でも的確な活動ができるよう、日頃からチームや個人で訓練を重ねています。1つの隊(小隊)は、隊長・隊員・機関員で構成されており、現場では隊長の指揮のもと、各隊員が最前線で消火活動や救助にあたり、機関員はポンプ車の運転や送水の操作、総合指令室との無線連絡などを担当します。また、ポンプ隊で一定の経験を積み、火災現場での活動に習熟した隊員だけを集めた「特別消火中隊」という隊もあり、私は2年前からこの隊で活動しています。通常のポンプ隊との違いは、いくつかの特別な資器材を装備し、自隊の受持ち区域だけではなく消防署管内の火災すべてに出場することにあります。
災害出場の経験を通じて感じてきたのは、チームワークの重要性と、「自分で考えること」の大切さ。災害に1つとして同じ状況はなく、すべてにおいて1分1秒の速さが求められます。そうした現場では、隊長が下す指示に的確に従うと同時に、隊長の意図を察し他の隊員の動きを読み、自分が次に何をすべきかを考えることも大切だと感じてきました。それができるようになるには、隊での訓練はもちろん、署に保管されている過去に発生した災害の資料を読んだり、先輩たちから経験談を聞くことも欠かせないと考え、実行しています。

PICK UP / 1

配属1週間目に知った
「現場」ならではの緊迫感

初めて現場に出場したのは、署に配属されてから1週間も経たない頃で、「訓練どおりの活動ができず自身の力を出し切れなかった」というのが実際のところでした。ある建物で火災報知器のベルが鳴っているとの通報を受けて出場したのですが、現場に到着し、先輩たちが声を掛け合いながら素早く動く中、私は訓練とは違う実際の現場を前にし、足がすくんでしまいました。結果的に火災ではなかったものの、真剣に取り組んできたつもりの消防学校や署での訓練を超える、現場ならではの緊迫感のすごさが記憶に残りました。
その後、一層気を引き締めて訓練を続け、幾度もの出場を経験して、現場での活動に自分なりの手応えを感じることができたのは1年以上経った頃でした。1、2階の窓から炎が出ているような火災現場で、ホースを延長しながら直前まで迫り、隊長とともに無事火を消し止めることができました。この時、日頃の訓練で身体の奥まで染み込ませた隊員間の連携がうまく機能したと手応えを感じた瞬間でした。

PICK UP / 2

首都の消防組織ならではの
様々な魅力に惹かれて志望

私が消防官を目指そうと思ったのは中学生の頃でした。学校の近くに消防署があり、日頃から真剣に訓練を重ね、何かあればサイレンを鳴らしながら現場に向かう消防官の姿に憧れを抱きました。地元は九州ですが、東京消防庁を志望したのは、組織が大きく最新の知識や技術を学ぶことができると考えたからです。また、大都市の消防組織なので災害出場の件数も多く、より多くの人を助けることができるのも志望理由の1つでした。幸いにも高校の先輩が東京消防庁に入っていて話を聞く機会があり、生まれ育った地元を出ることに全く不安はありませんでした。最近、庁内のイベントで母校出身の後輩に会い、私の後にも地元からの入庁が続いていることを知って嬉しく思いました。東京消防庁の職員は全国から集まっており、それだけ大きな組織であることや、地元を離れても不安なく働けることも大きな魅力であると感じています。

今後の目標

目標ははしご車の機関員。
目標に向け着実に歩む

私は消防学生時の講義をきっかけに、車両の運転や操作を担う「機関員」に興味を持ち、当面の目標は正規のポンプ車機関員になること、そして将来的にははしご車の機関員を目指しています。そのため1年前には機関員になる最初のステップとして、庁内の制度を利用して大型自動車運転免許を取得するとともに、ポンプ車機関技術の認定を受けました。
機関員を目指そうと思った理由は、隊員を安全・確実に現場まで運び、吸水・送水などで最前線の活動を支えることができる点に魅力を感じたからです。また、災害現場で一歩下がったところから隊の活動を見渡し、隊長に的確な情報を送ることができることにも魅力を感じました。はしご車であればさらに高度な技術力が必要になり、やりがいも一層大きくなると思っています。はしご車に乗るには「特別操作機関技術」という、もう1つの技術認定が必要なため、今は特別操作機関技術認定者の先輩たちから話を聞き、資格取得の準備を進めているところです。