東京消防庁

2019年度 消防官募集

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防災部 水利課

2012年 入庁 近畿地方出身

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水利課 設計監理係

防災部 水利課

2012年 入庁 近畿地方出身

消防水利の整備により
東京を火災から守る

いつ起こるかわからない火災。言うまでもなく、消火活動に水がなくては我々の力は発揮できません。そこで地域の至るところに設置されているのが消防水利です。私は都内に整備する新たな防火水槽や深井戸の設計・工事監理を行う設計監理係に所属しています。水利課に異動する以前は消防署のポンプ車機関員でした。火災現場で防火水槽や消火栓から水を吸い出し、活動する隊員に適切な圧力で送水する直接水利を利用する立場でした。現場で当たり前のように使っていた水利でしたが、都内にはまだまだ整備の必要な場所があるなか、水利課に来て、実際に整備する苦労を初めて知ることができました。
防火水槽を設置するには公園などの地下に穴を掘り、大きなもので直径6メートルもある水槽を埋め込む工事が必要です。設置には多額の費用と時間もかかります。一時的に遊具を撤去するなど、工事中は公園の使用を制限しなくてはならず、区役所との調整や近隣住民の事前説明なども重要な役割です。工期内に工事を終わらせなければならないという重圧の中、無事に完成したときには大きな達成感があり、設計・施工というカタチに残る仕事ができるのも非常に魅力があります。

PICK UP / 1

設計・施工をイチから
学べた貴重な経験

ポンプ機関員の経験と大学で学んだ土木の知識を活かして、「より活用しやすい消防水利を設置したい」「もっと消防水利について知識を深めたい」と思い、水利課を希望しました。業務では、設置現場を実際に見て、水槽の位置や導水装置の長さ、附帯工を自ら設計し、工事中も何度も現場に足を運び確認します。現場調査で必要な計測の技術、作図・積算など設計の経験は全くなかったため、専門スキルを身につけるため必死に勉強しました。
これまで防火水槽や深井戸などを設置しましたが、「こんなところに設置できるのだろうか」と思った難しい条件下でも、無事に設置できたときは達成感がありました。防火水槽だけでもさまざまな工法があり、全部を理解できたわけではありませんが、この経験はずっと自分の財産になると思います。

PICK UP / 2

正しい消防水利の
維持管理に貢献したい

水利課に異動してみると、「あって当たり前」だと思っていた消防水利も、「こんな狭い場所に作ったのだ」と感心するほど整備されていることがよくわかりました。また、水利課に勤務してみて整備後の維持管理がいかに重要であるかを実感しました。消防署では水利調査という業務があり、いつ災害が起きても問題なく使用できるかどうか防火水槽等の点検を行うのですが、水利課が基本としている水利調査が現場では正しく周知されていないという課題があることに気付きました。ルール通りに調査し、詳細な報告をあげてもらうことが徹底した維持管理につながります。どの部分についてどのように点検し、水利課にどのような報告が必要なのか、消防官全員が知っておくべき知識を伝えていくことも必要だと感じています。

今後の目標

ポンプ機関・消防水利の
スペシャリストへ

今後は、水利課で学んだ消防水利の知識を生かし、もう一度ポンプ車機関員として現場での災害活動で以前より広い視野で従事したいと考えています。また、災害現場での気づきを水利課に伝えていくことも重要な役割だと思うので改めて水利課で働くことも視野に入れています。
東京消防庁には多種多様な業務があり、自分の得意分野を活かすことも、新しい知識と技術を身につけることもできます。私は「困っている人を助けたい」との思いで入庁したものの、特に「これがやりたい」という強い思いはありませんでした。しかし今はポンプ機関、消防水利という専門分野でスペシャリストとして活躍したいという目標が見つかりました。