SPECIAL INTERVIEW

3カラーガーズ隊

COLOR GUARDS TEAM

総務部 総務課
平成23年入庁

災害で傷ついた人を笑顔にしたい。

入庁から3年半が経った平成26年10月にカラーガーズ隊に加わりました。それまでは多摩地区の消防署で、指揮隊の情報員や伝令として様々な災害現場に出場し、また消防少年団を担当して防災安全業務も経験しました。カラーガーズ隊は様々な業務を担いながら兼務しています。
私がカラーガーズ隊に興味を持ったきっかけは、伝令として出場した、ある交通事故の現場でした。20歳代の男女がドライブ中に壁に激突し、車内に閉じ込められた助手席の方がお亡くなりになりました。その時、助かった女性が亡くなられた方の恋人で、私と同じ歳。彼女の泣き叫ぶ姿に自分を映し、胸が締め付けられたのは今でも忘れられません。
「災害を減らすのが消防官の一番の使命。でも、災害で傷ついた人を元気づけるのも大切なのでは」。そんな想いが湧いた時に思い出したのが、初任教育時代に話を聞いたカラーガーズ隊でした。

都民と消防の架け橋になる。

カラーガーズ隊への入隊は希望者であれば、ダンスや音楽などの経験は問われません。私も中学・高校とソフトボールをやっていて体力には自信があったものの、ドリル演技ができるかどうかは不安でした。それでもプロの先生の熱心な指導と先輩たちの励まし、あとは日々の自主練習で、自信を持って人前で演技ができるようになってきました。
初めて大舞台で演技を披露したのは、入隊2ヵ月後、日比谷公会堂で行なわれた「クリスマス・フリーコンサート」。短い時間の演技でしたが、コンサートの後「感動した」「ありがとう」と多くの方から直接言葉をかけていただいたのは本当に嬉しかったです。また、東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市を慰問し、カラーガーズ隊員として演技を披露し、被災者の方たちに喜んでいただけたのも、カラーガーズ隊員だから実感できる貴重な経験になりました。
カラーガーズ隊の活動は正式な業務の1つで、年間約96日を各種行事への参加と訓練に当てています。今後も消防官として身につけた礼式を基礎として、統率のとれた演技に磨きをかけ、都民と消防の架け橋になることを目標にカラーガーズ隊の活動に努めていきます。

カラーガーズの活動で芽生えた
国際交流への関心。

総務課の一員として現在、国際業務係を担当していますが、これはカラーガーズ隊での活動がきっかけでした。平成27年2月に英国のウィリアム王子が来日された際、東京都の歓迎イベントでカラーガーズ隊も歓迎に出向きました。王子はとても気さくな方で、イベント後には一人ひとりと握手をし、私にもお礼の言葉をかけてくださったことがきっかけとなり海外の方と接することへの興味が芽生えました。東京オリンピックに向け、東京消防庁でも海外対応の拡充を進めているなか、希望した国際業務係に加わることができ、やる気と責任を感じています。
世界有数の消防組織である東京消防庁の注目度は高く、海外の消防機関や大使館などから視察の申し込みを数多く受けます。そうした要望に対応し、視察をアテンドするのが私の担当業務です。これもまた「架け橋」の1つであり、国際交流の活発化と相互の発展に少しでも寄与できればと考えています。

東京消防庁で
働くことの意義

日本の首都である東京は、人口が多いだけでなく日本の中枢機関が集まっています。私は関西出身ですが、この街を災害から守ることは特に重要で、その分やりがいも大きいと考えて東京消防庁を志望しました。現在も、その考えに間違いはなかったと確信していますが、入庁して新たに知ったのが、災害活動だけではなくカラーガーズ隊のように演技を通して都民の役に立てる任務があることです。東京消防庁は働き始めてから、さらに魅力が深まる職場だと思います。