STEP UP TALK

STEP UP TALK 01

消防活動の根底を担っている
機関員としての誇りを胸に。

ポンプ隊

平成22年入庁
消防署 ポンプ車機関員(現在:はしご車機関員)

初任教育

良きライバル・大切な仲間である同期との出会い

学生時代に没頭した野球部で培った体力と精神力を、人の役に立ち、社会のためになる仕事で還元したいと考えていました。人の生命を守り、助けることのできる消防官の職務が私の理想と重なったため消防官を志望しました。東京消防庁は日本一の規模を誇るとともに、世界においても有数の消防機関であり、私が生まれ育った東京の安全と都民の生命・財産を自分の手で守りたいと強く思ったのが東京消防庁を目指した理由です。

入庁後、半年間消防学校で切磋琢磨した初任教育の同期は強い意志に溢れていて、自分も負けてはいられないと気持ちが高まり、研修に全力を尽くすことができました。良きライバルであり大切な仲間である同期や、教官・助教との出会いこそが、特別な環境で自分を高められる東京消防庁の大きな魅力だと感じています。

1ST STEP

車両が着かなければ消防の活動は始まらない

できるだけ早く必要な資格を取って、様々な消防車両が運転・運用できる機関員になる。入庁以来、それが私の一番の目標でした。まず機関員の運転で災害現場に安全かつ迅速に到着し、水利を確保し送水しなければ、消火も救助も始まりません。あらゆる災害対応の根底を担っていると考えたのが、機関員を目指した理由でした。消防車両は普通車・ポンプ車・はしご車それぞれに、運転・技能に必要な庁内資格や免許があります。それぞれの資格取得には勤務要件による制限と選抜試験がある中で、はしご車が運転できる「特別操作機関技術」の資格を最短期間で取得しようと計画しました。普通機関技術の資格は入庁2年目に取得し、ポンプ機関技術の資格は3年目に取得しました。

しかし、いよいよポンプ車機関員として初めて緊急走行した時は、緊張感で一杯でした。災害現場に急行する途中で万が一事故などを起こしたら、道を間違えたら、と想像するとハンドルを持つ手の震えが止まらないのです。経験を積むことで乗り越えましたが、今でもその緊張感を忘れないように迅速かつ安全な運転に努めています。

2ND STEP

最短で目指した最高峰の資格取得

はしご隊員を主に、予備のポンプ機関員として勤務するようになってから「特別操作機関技術」の資格取得への準備を本格化しました。これは機関員として最高峰の庁内資格であり、はしご車などの大型で特殊な車両の運転・運用ができるようになります。庁が用意している制度を利用し、第一種大型自動車運転免許を取得するなど準備を進めました。難関な研修選抜試験ですが「必ず一度で取る」と心に決めて勉強に取り組みました。

勤務している消防署の上司や先輩に色々と指導していただき、計画通り受験可能な要件を満たす最初の年に、1度目の受験で合格し、入庁5年目に「特別操作機関技術」の資格を取得することができました。

新たな心がけ

機関員が最後の安全装置

現在ははしご車機関員として勤務しています。はしご車による災害活動は立体的かつ高所での活動であるため、複雑な操作や安全面の配慮など、梯体の操作には細心の注意が欠かせません。また、ポンプ車等の他の車両より大型な車両のため、運行するには高度な技術が必要であり、運用面での知識は非常に奥深く、操作面でも細かい技術が求められます。さらに特別操作機関員は全ての車両に対する豊富な知識を持ち合わせなければなりません。

最新のはしご車は二重三重の安全装置が働き、自動的に安定を保ってはしごを伸ばすことができます。しかし、機械だけに任せて本当に大丈夫なのか。特別操作機関技術研修で厳しく言われた「機関員が最後の安全装置」。この言葉を肝に銘じ、常に五感を研ぎ澄ませてはしご車の運用にあたっています。

まだまだ、より高度な知識・技術の習得を目指し訓練と勉強を続けて、誰からも信頼されるはしご車機関員となり、はしご車でなくては救助できない命を一人でも多く救うことが今後の目標です。