STAFF INTRODUCTION STAFF INTRODUCTION

職員紹介
建築
15
土木
本庁 防災部水利課 平成10年入庁 千葉県出身
SCROLL

東京を震災から守るために、
消防水利の整備を進めていく

震災で水道が断水してしまっても消防活動のための水を確保できるように、東京消防庁では都内各所に防火水槽を整備しています。私が所属する防災部水利課では、防火水槽の新設や修繕、撤去を行っており、設計から積算、施工監理までを一貫して担当しています。設計や施工監理の業務において、大学で学んだ土質力学や応用力学の知識を活かしています。係長となった今は部下が担当している設計や工事を管理する立場となりましたが、時間が許す限り部下と一緒に工事現場を訪れます。現場を見るとさまざまな気付きがあるので、自分がこれまでに培った経験を活かしてアドバイスを行うようにしています。東京都の特別区内での防火水槽の整備率は98%以上に達していますが、少しでも多くのエリアを充足できるように、今後も整備を進めていきます。日本で消防水利専門の課が設けられている消防組織は東京消防庁だけであり、世界的に見てもかなり珍しいはずです。消防水利の整備に特化して業務を行ってきただけあり、水利課には消防水利に関する多くの知見が蓄積されています。

東京を震災から守るために、
消防水利の整備を進めていく

震災で水道が断水してしまっても消防活動のための水を確保できるように、東京消防庁では都内各所に防火水槽を整備しています。私が所属する防災部水利課では、防火水槽の新設や修繕、撤去を行っており、設計から積算、施工監理までを一貫して担当しています。設計や施工監理の業務において、大学で学んだ土質力学や応用力学の知識を活かしています。係長となった今は部下が担当している設計や工事を管理する立場となりましたが、時間が許す限り部下と一緒に工事現場を訪れます。現場を見るとさまざまな気付きがあるので、自分がこれまでに培った経験を活かしてアドバイスを行うようにしています。東京都の特別区内での防火水槽の整備率は98%以上に達していますが、少しでも多くのエリアを充足できるように、今後も整備を進めていきます。日本で消防水利専門の課が設けられている消防組織は東京消防庁だけであり、世界的に見てもかなり珍しいはずです。消防水利の整備に特化して業務を行ってきただけあり、水利課には消防水利に関する多くの知見が蓄積されています。

01

阪神・淡路大震災を目の当たりにし、
専門知識を防災に活かしたいと思うように

大学生のときに阪神・淡路大震災が起こり、その甚大な被害に関する報道を見て大きな衝撃を受けました。大学の研究室では都市防災について学び、卒業後にはその知識を活かしながら、人の命を守っていくことに貢献したいと考えるようになりました。一方で、自分が専攻していた土木の専門的な業務だけに携わるのではなく、幅広い業務に携わってさまざまな側面から人の役に立ちたいという希望も持っており、そうした私にとって東京消防庁は最適な職場でした。入庁後には土木の専門知識を活かせる水利課だけでなく、消防署の経理係に5年半、予防係に4年所属し、災害対応の現場である消防署でさまざまな経験をすることができました。現在は自分の専門である水利課に戻ってきていますが、管理職に昇進できた際には、また予防課の仕事などに携わりたいとも思っています。多様な経験を通して自分を成長させていきたいと考える人にとって、東京消防庁は非常に働きがいのある組織です。

デスクワークの様子

02

ワンチームとなって力を合わせ、課題を解決していく

東京消防庁は多様な経験を持った人が集まり、スペシャリストたちが力を集結させている組織です。水利課の職員たちも、消防水利に関する幅広い知識と経験を持っています。公園などの地下に埋設する防火水槽の工事では、地盤が軟弱だったり地中に障害物があったりとさまざまな問題が発生するものです。しかし、それぞれが多くの現場を経験している水利課の職員がアイデアを出し合うことで、必ず問題を解決できます。みんなで力を合わせてひとつのチームとなり、問題解決に当たれる団結力は東京消防庁の大きな強みでしょう。2011年の東日本大震災の際には、私は情報連絡員となって都の各機関との窓口を務めました。東京消防庁の一員として災害活動の一端を担うことで、一般職員でも人々の救命などに貢献できることを改めて実感した出来事でした。東京消防庁のあらゆる仕事は、人々の命や財産を守ることにつながっています。そのことをすべての職種で実感できるのが、東京消防庁で働く魅力のひとつだと思います。

説明中の様子

未来を、
わたしたちの手で

防火水槽を維持していくために、
明確な基準づくりを進めたい

私は今後、防火水槽の管理・補修に関する規定を作成していきたいと思っています。インフラの維持・修繕は今後の日本の大きな課題ですが、それは防火水槽にも言えることです。これまでに水利課が培ったものを活かして、防火水槽をしっかり整備し続けるためのレギュレーションを定めたいと考えています。また、現在係長を務め、将来は消防署の予防課長や本庁の課長になりたいと思っている私は、チームのマネジメントを意識して学んでいます。書籍や講演会などでも学んでいますが、実は趣味のサッカー観戦が最も勉強になると感じています。監督が選手にどのようなメッセージを、どのように伝えるのか。目標のためにチームを結束させる監督の手法は、見ていて本当に参考になります。東京消防庁はしっかり休暇が取れる分、サッカー観戦などの趣味を充実させることができるのですが、そうした趣味から学んだことが仕事でも大いに役立ちます。

CAREER STEP キャリアステップ

  • 消防署 予防課
  • 消防署 総務課
  • 本庁 防災部水利課