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職員紹介
機械
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機械
本庁 装備部装備課 平成24年入庁 埼玉県出身
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消防隊からの要求に応え、
東京消防庁独自の特殊車両を製作

装備課のポンプ車製作係に所属しており、水槽付きポンプ車や災害対策車、救助車、大型化学車などの特殊車両を製作しています。これまでには、日本で初めて導入されたEV救急車や、約15年ぶりに新型となった火災調査車の製作も担当してきました。火災調査車の新型製作においては、従来の車両では中型免許がなければ運転できなかったのを、準中型免許(5t限定)で運行可能にできるようにし、運用効率を高められるようにしてほしいと現場からの要望がありました。一方で、積載する資器材や乗車定員、分析作業を行う車内のスペースを減らすわけにはいきません。厳しい条件の中でもメーカーの設計担当者と協議し、課題を改善した新しい火災調査車を完成させることができました。完成した車両が災害活動の現場で活躍しているのを見たり、実際に使用した隊員から感謝の言葉をもらえたりすると、苦労して車両を完成させた努力が報われた気がして嬉しいですね。現在は、東京消防庁で初めて導入する土砂吸引車の製作を担当しています。みなさんも熱海の土石流被害は記憶に新しいと思いますが、近年は日本各地で土砂災害が起きています。強力な吸引力で土砂を除去して災害活動を行うこの土砂吸引車は、令和5年から消防救助機動部隊が使用する予定です。全国各地の災害現場へ駆けつける緊急消防援助隊の派遣があった場合や台風による水災害が発生した場合に土砂吸引車を活用することで、全国の多くの人を災害から救っていけるはずです。

消防隊からの要求に応え、
東京消防庁独自の特殊車両を製作

装備課のポンプ車製作係に所属しており、水槽付きポンプ車や災害対策車、救助車、大型化学車などの特殊車両を製作しています。これまでには、日本で初めて導入されたEV救急車や、約15年ぶりに新型となった火災調査車の製作も担当してきました。火災調査車の新型製作においては、従来の車両では中型免許がなければ運転できなかったのを、準中型免許(5t限定)で運行可能にできるようにし、運用効率を高められるようにしてほしいと現場からの要望がありました。一方で、積載する資器材や乗車定員、分析作業を行う車内のスペースを減らすわけにはいきません。厳しい条件の中でもメーカーの設計担当者と協議し、課題を改善した新しい火災調査車を完成させることができました。完成した車両が災害活動の現場で活躍しているのを見たり、実際に使用した隊員から感謝の言葉をもらえたりすると、苦労して車両を完成させた努力が報われた気がして嬉しいですね。現在は、東京消防庁で初めて導入する土砂吸引車の製作を担当しています。みなさんも熱海の土石流被害は記憶に新しいと思いますが、近年は日本各地で土砂災害が起きています。強力な吸引力で土砂を除去して災害活動を行うこの土砂吸引車は、令和5年から消防救助機動部隊が使用する予定です。全国各地の災害現場へ駆けつける緊急消防援助隊の派遣があった場合や台風による水災害が発生した場合に土砂吸引車を活用することで、全国の多くの人を災害から救っていけるはずです。

01

「人の役に立ちたい」という想いから
東京消防庁への入庁を決心

幼少の頃から車などの乗り物が好きでした。将来は車関係の仕事がしたいと思っていたので、学生時代は機械工学を学びました。そして学生時代に人のために働きたいという想いが強くなり、専攻していた機械工学を活かせる職種があることから東京消防庁へ入庁しました。入庁後は消防署の総務課と本庁の情報通信課を経験した後に装備部へ配属となり、装備工場での呼吸器の整備担当を経て、現在のポンプ車製作係となりました。入庁直後に消防署勤務となった当時は、機械の専門知識を活かせない業務だったことから、とても戸惑いました。しかし、消防署で多くの地域住民の方々と接することで、東京消防庁の活動が都民の暮らしを守っていることを強く実感できました。現在は本庁勤務で都民の方々と接することはありませんが、消防署勤務の経験があるおかげで、自分の仕事が都民の生命や財産を守ることにつながっていると実感を得られています。また、多様な業務を経験することが、自分の視野を広げてくれるとも感じます。

デスクワークの様子

02

車両の製作担当となった当初はまったく知識がなく不安になった

希望していた車両製作の担当になったものの、私は消防車や消防器具を使用した経験がないため、配属された当初は車両が現場でどのように使用されるのか想像することができませんでした。訓練を見学したり実際に車両を触ったりすると共に、上司や先輩から多くのことを指導いただいて、車両に対する理解を深めてきました。装備課をはじめとして、東京消防庁は上司や先輩に対しても質問がしやすい組織です。車両製作の業務を進める上でわからないことがあれば、積極的に周りの職員や現場の隊員の意見を求めるようにしています。装備部の先輩方は消防車両に愛情を持っている方が多く、車両担当でない先輩方も車両に関する豊富な知識を持っていて、貴重なアドバイスをくださいます。また、私が車両を製作する上で最も大切にしているのは、その車両を使う消防隊員の気持ちになること。現場で使用する隊員には丁寧にヒアリングをし、新型の車両に更新する際には従来の車両と大きく操作手順が変わらないように配慮しています。

説明中の様子

未来を、
わたしたちの手で

車両や資器材は消防活動に不可欠なもの
装備の発展に貢献し、消防活動を支えていく

東京消防庁の職員数は1万8,例えばポンプ車がなければ消火活動は行えないため、車両は消防活動を支える根幹となる装備です。そのような重大な装備の製作を任されていることに責任を感じながら日々の業務に取り組んでいますし、やりがいの大きな仕事に携わることができて、機械職として東京消防庁に入庁して本当に良かったとも思っています。今後は化学物質などの幅広い知識を学んでいき、特殊車両の製作に活かしていきたいです。また、さまざまな技術的な課題をクリアしていく必要がありますが、消防車両のEV化にも貢献したいですね。現在は一般乗用車をベースにした車両のEV化を進めていますが、ポンプ車などのEV化はバッテリーの容量や大きさなどの問題から実現化がまだ難しい状況です。車両メーカーなどに協力いただきながら、EV化の実現に向けて少しずつでも動いていけたらと思っています。東京消防庁は約1万8,000人の職員が、それぞれ重要な職務を担い、力を合わせて災害活動を行っています。私もその一員として、これからも人々の生命を守っていきたいです。

CAREER STEP キャリアステップ

  • 消防署 総務課
  • 本庁 総務部情報通信課
  • 本庁 装備部装備工場
  • 本庁 装備部装備課