教育プログラム

EDUCATION PROGRAM / CLASS INTRODUCTION
教育プログラム 授業紹介

SCROLL
EDUCATIONAL PROGRAM

教育プログラム

消防官の教育プログラム

初任教育

  • 消防業務の基礎を修得

    消防学校学生として消防学校に入校し、寮での生活を通じて消防官として求められる規律や使命感、そして知識、技術などを身につけるための初任教育を受けます。

  • 主な教育内容
    • ・・・一般職員・消防官共通
    • ・・・一般職員
    • ・・・消防官

    <座学(関係法令など)>
    法学基礎・消防規程、組織制度、倫理・服務、福利厚生制度、契約締結業務、消防財政 など
    <座学(消防業務など)>
    防災、危険物、建築・消防用設備、消防活動知識、消防機械・ポンプ など
    <実科>
    救急活動訓練、消化活動訓練、救助活動訓練、礼式、体育、実務研修 など

消防官の初任教育の流れ(1年間)

  • 初任基礎教育課程

    消防学校に入校し、座学や実科の課業により、消防官としての基礎を身につけます。

  • 初任実務教育課程

    消防署に配属され、災害現場での活動や事務処理などの実務を通して教育を受けます。

  • 初任総合教育課程

    初任教育の仕上げとして、職員としての自覚やキャリア形成に関する教育など総合的な教育を受けます。

  • 6か月間
  • 6か月間
  • 4日間
  • 1年間

※時期により期間が異なる場合があります。

一般職員の初任教育の流れ(1か月間)

  • 初任教育研修

    座学や実習により、消防職員としての基礎を身につけます。

  • 1か月間

●実科査閲●

実科査閲とは、6か月間の訓練期間中の成果を確認するものです。消防学校学生の訓練の様子をご紹介します。

●実科査閲●
CLASS

初任教育の授業紹介

初任教育の授業紹介

座学

教室で行われる座学の授業では、消防活動や防火、防災に関する基礎的な知識の習得のほか、
社会人としての人格形成を目指した授業を行っています。

  • 倫理・服務

    東京消防庁の職員としての基本的な心得、守らなければならない義務や規律、制限、禁止行為などを学びます。

  • 消防活動知識

    消防業務の制度や概要、消火・救助活動を効果的に行うために必要な活動基準や活動要領、基本原則を学びます。

  • 防災

    住宅防火対策や防災福祉対策、都民生活の安全対策、震災対策、自主防災組織への指導方法などを学びます。

  • 消防機械・ポンプ

    道路交通法や機関員制度、消防ポンプ、車両の安全運行、誘導要領など、消防車両の運用に関する基礎知識を身につけます。

  • 査察

    火災予防査察の制度や意義、査察対象物の種別、立入検査執行要領、立入検査結果通知書の交付要領などを学びます。

  • 建築

    建築確認における消防同意制度について学びます。また、消防同意事務審査に必要な建築に関する基礎知識や審査要領などを身につけます。

実科

実科

基本的な動作やトレーニング要領のほか、
災害現場でポンプ隊員として活動をするために必要な基礎的な知識・技術を身につけます。

  • 礼式

    消防職員として必要な礼儀や節度、規律、品位を身につけるため、敬礼や申告、物品授受、行進などの要領を学びます。

  • 体育

    筋力・体力トレーニング、剣道、校外学習(登山)などを通じて、消防活動に必要な体力・気力を身につけます。

  • 機器取扱訓練

    ホースやロープ、空気呼吸器、破壊・救助器具など、消防活動で使用する機器の諸元、性能、構造、取扱要領を学びます。

  • 消防活動訓練

    ホース延長や注水要領のほか、防火衣着装から始まる一連の消防活動訓練を行い、ポンプ隊員として必要な知識・技術を身につけます。

  • 救急訓練

    救急活動において必要な処置ができるよう、気道確保、人工呼吸、胸骨圧迫心マッサージ、AEDによる除細動要領などを学びます。

  • 実務研修

    入校中に消防署で実務研修を行います。研修先の消防署で実際に業務を体験することで、業務について理解を深めます。

Q&A

消防学校(消防官)に関するよくある質問

全寮制ですが外出や外泊はできますか?

基本的には、一定期間経過後は金曜日・祝前日の夜から外出・外泊が可能です。
同期生と出かけたり、実家に戻る学生もいます。外出・外泊する際は事前の届出が必要になります。

課業後や休日はどんなことをして過ごしているのですか?

課業後は、寮則に基づく時間内で自由に過ごします。
アイロンがけ、靴磨きなど課業に向けた準備、自主訓練や体力トレーニングなどを行うこともできます。
また、休日には買い物や食事に出かけるなどして過ごしています。

消防学校は厳しいと聞きますが具体的にどのような環境ですか?

消防官として必要な素養を育てる最初の場です。
時間や規則を守って行動することや、正服などの着こなし、髪型などについても教育を受けます。
消防学校は職業訓練の場であり、入校中も給与が支給されているので訓練や座学も全力で取り組む必要があります。

寮室や寮生活はどのような雰囲気ですか?

寮室は、間仕切りで区画されており、個人のスペースも確保しています。
課業後の寮室では、座学や訓練の予習・復習はもちろん、同期の仲間とコミュニケーションを図りながら楽しく過ごしています。

入庁前に取得すべき資格ややっておくべきことはありますか?

取得しなければならない資格はありませんが、自動車運転免許や危険物取扱者などの資格は
入庁後の業務にも活かすことができます。また、入庁後の訓練に耐えられる健康維持、身体づくりをしておくことも必要です。