学生座談会

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学生座談会

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東京消防庁で消防官として働くための基礎を学ぶ消防学校。憧れの正服を手にするのを楽しみにする一方、新たな生活のスタートが初めて会う人たちとの半年間の寮生活になることや、大変だと聞く訓練や座学が待っていることに不安を覚える方も多いかもしれません。しかし、実際はどうなのか、消防学校での生活を送っている学生3名に話を聞いてみました。

学生A 消防学校学生

学生A

消防学校学生
令和3年4月入庁
福岡県出身

学生B 消防学校学生

学生B

消防学校学生
令和3年4月入庁
兵庫県出身

学生C 消防学校学生

学生C

消防学校学生
令和3年4月入庁
大阪府出身

01

入庁前の不安はありましたか?
それは消防学校で解消されましたか?

学生B

私は大学で土木系の勉強をしていて、学んだ知識が活かせる専門系の区分で消防官の募集があることに魅力を感じ、東京消防庁を志望しました。ただ、生まれ育った兵庫県を離れて東京に出ることや、同期と馴染めるのかなど不安はありました。

学生A

そういう不安はありますよね。私は高校卒業後すぐに、一人で福岡県から東京で働くことになったので、不安で押しつぶされそうになりました。しかし、消防学校に入ってみると同じクラスに同年代の地方出身者も多く、不安はすぐ解消されました。

学生B

私がいるクラスでも、東京都出身者よりも地方出身者の方が多くて驚きました。消防学校の学生は皆、消防官になるという同じ志を持って入庁しているので、自然と話が弾み、周りの仲間と打ち解けるまで時間はかかりませんでした。

学生C

私は、テレビで見た消防学校での訓練の様子が厳しそうで、自分に乗り越えられるかが不安でした。確かに教官や助教から厳しく指導されることもありますが、真剣に取り組まなければ怪我をする危険があるという理由から、厳しく指導するのだと理解しました。厳しいだけでなく、わからないことは丁寧に説明をしてくれるため、生活面などの相談にも親身になって対応してもらえる環境が整っています。

座談会の様子
02

消防学校に入って知った
驚いたことはありますか?

学生B

入庁して間もない頃、アイロンがけや靴磨きなどの身だしなみについて厳しく指導されることに驚きました。初めは「そこまでしなくても良いのではないか」と思っていましたが、常に身だしなみを整え、凛としている教官と助教の姿を見て、今ではお薦めの靴磨き用品を購入し、クラスの皆に広めるほどになりました。

学生A

入庁前は、ひたすら訓練をしているイメージがありましたが、訓練と同じくらい座学が多いことが意外でした。消防関連の法令や庁内の規則から、各業務の基礎知識、災害現場で使用する資器材に関するものまで、数十冊のテキストを渡されたときは驚きました。

学生C

私が驚いたことは、運動が得意な人が集まっているのかと想像していたら、苦手な人も多いことでした。それでも、今までまったくスポーツをしていなかった人も、仲間とともに訓練やトレーニングを行うことで、1回もできなかった懸垂が2ヵ月で7回できるようになりました。

学生A

自分たちが考えたトレーニングメニューをクラスの皆が真剣に取り組み、目標を達成することができたときは本当に嬉しいです。明確な目標に向かって頑張る仲間が居るからこそ、乗り越えられるのだと思います。

座談会の様子
03

小隊としての活動で、
手応えを感じた経験を教えてください

学生C

私の小隊は女性5名で編成されていますが、一人前の消防官になるためにできることはないかと、多くのことを吸収しようと常に向上心を持って生活しています。だからこそ訓練の内容によって自分の役割を理解するのも早く、三連梯子を使って要救助者を救助する訓練では、一連の作業が非常にスムーズにできたときの達成感は特別なものでした。

学生B

ロープの取り扱いなどの一人一人が磨くべき技術を向上させ、そうして皆で力を合わせて成果を出すことできたときが、一番の喜びであると私も思います。私の記憶に残るのは、火災現場で逃げ遅れた要救助者を救出する訓練での活動です。自分の命を守る空気呼吸器から空気を吸うため、迅速かつ丁寧に面体を着けて活動します。しかし、初めは手間取ることが多く、要救助者を救出するまでに時間を要しました。そこで、訓練後に皆で意見を交わし、苦手なことは互いに補い合うとともに、一人一人が努力することでスムーズに活動ができるようになりました。

学生A

それぞれに得意、不得意があり、皆がそれを把握して自然にカバーし合っているのは私の小隊も同じです。私は覚えるまで時間がかかるところがあり、仲間によく助けてもらっています。一方で、理解したことを説明するのは得意なので、ロープ結索などを教えることもあります。小隊で活動することで自分の特徴を知り、協力することの大切さを実感しました。

座談会の様子
04

東京消防庁を志望する皆さんにメッセージをお願いします!

学生B

私は幼い頃から消防官に憧れていたのですが、高校生、大学生のときに自分の周りには同じ夢を持つ友だちが少なく、同じ夢を語り合えない寂しさを感じたことがありました。しかし、消防学校には同じ志を持つ仲間が集まっており、寂しいという気持ちは吹っ切れました。色々な不安もあるかと思いますが、最高の仲間とともに充実した日々を送ることができます。

学生A

同じ目標を持った仲間と切磋琢磨しながら学び、将来の夢を語り合うことができる消防学校では、課業だけでなく困ったことは何でも相談できる教官と助教が居ます。消防学校は、そうした特別な場所であるということを、知ってもらいたいと思います。

学生C

自分が不安であったように、同じような不安を持っている仲間が消防学校には必ず居ます。だからこそ、自分が感じている不安を周りの皆が解消してくれるはずです。様々な経験を持つ教官と助教から学ぶことができる消防学校は、消防の基本を学ぶのに最適な環境です。災害現場での失敗は許されませんが、消防学校での失敗は成長の糧になると考え、私は常に前向きに訓練や勉強に取り組んでいます。

消防学生からのメッセージ

教官からのメッセージ MESSAGE

消防官はやりがいの大きい仕事であると同時に、人の命に関わる仕事であるため、様々な知識や技術を修得しなければなりません。消防の基礎を半年間で身につけることから、消防学校生活はあっという間に過ぎていきます。実科訓練や座学を行う中で、ときには厳しく指導をすることもあります。災害現場では助けを求める人々の命だけでなく、仲間や自分の命を危険にさらしてしまうことがあるため、自分の行動により周囲に及ぼす影響や危険性を伝えています。また、「諦めずに努力をし続ける姿勢」を養うためにも、私たちも全力で指導を続けています。初めは上手くできなくても、失敗しても構いません。何事にも一生懸命努力する姿勢を身につけることで、消防官として数年後に大きな成長を遂げる原動力になると信じています。消防学校では同じ志を持つ仲間とともに汗を流し、充実した生活を過ごすことができます。「消防官になる」という熱い気持ちを胸に、消防学校の門をたたいてください。

教官からのメッセージ 消防学校 教養課 平成19年入庁 東京都出身