若手職員インタビュー
消防署 ポンプ隊員ポンプ隊員として活躍しながら、
救急隊員として活動の幅を広げる

現在の仕事内容を教えてください。
ポンプ隊員として火災や交通事故、ガス漏れなどの災害対応にあたるとともに、月の半分くらいは救急隊員として働いています。
志望動機を教えてください。
高校生の頃自分の将来について考えたときに「幼少の頃から自分と妹を一人で育ててくれた母に楽をさせてあげたい」という想いがあり、かっこいい消防士に憧れもあったため、大学へは進学せず、就職する道を選びました。
消防学校を卒業すると消防署に配置されポンプ隊員として勤務しますが、大変だったことはありますか?
交替制勤務の勤務サイクルに慣れるまでが大変でした。仮眠をしていても災害があれば迅速に出場をしなくてはいけないため、最初は不安で眠れず、非番日は疲れて1日中寝てばかりでした。今は身体も慣れてメリハリをもって働き、非番日もしっかり楽しめています。

ポンプ隊員を経験してみて意外だったことはありますか?
1日中身体を動かす仕事だと思っていましたが、災害出場後の報告書や給与関係の事務処理などの事務作業が多く驚きました。災害がないときや訓練の合間を縫って担当する事務に取組んでいます。
1当務の出場件数はどのくらいですか?
ポンプ隊は、2,3件程度で出場がない日もあります。救急隊は1日に10件程度出場します。

思い出に残っている出場はありますか?
始めての火災出場です。当時は焦りからどんな活動をすればいいのかわからなくなってしまいました。建物の中に面体を着けて入ると煙で視界が悪く、初めて実際の火災現場で炎と熱気を体感し、恐怖を感じたことを鮮明に覚えています。そのような現場でも上司や先輩が的確に指示を出し、周りをフォローしながら迅速に活動を行う姿は印象的でした。
消防学校での思い出を教えてください。
実科訓練では、厳しく指導を受けることもありましたが、トータルで見るととても楽しかったです。身体を動かすことが好きな同期が多かったので、夜は同じ寮室の同期と筋トレしたり、その日の授業の復習をしたりと平日は真面目に頑張って、その分休日は実家に帰ったり地元の友達と遊んだり、しっかりリフレッシュしながら半年間過ごしました。
Future Goal
今後の目標
災害現場で経験を積むことができたので、今後は隊員としてだけではなく、隊長として部隊をまとめる役割を担ってみたいと思っています。また、救急隊員としてもさらに活動の幅を広げるために救急救命士の資格も取得したいです。