STAFF
INTRODUCTION
08
総務部 情報通信課
平成16年入庁 宮崎県出身

1万台を超える
無線機免許の
管理を通じて
現場の活動を支える

指令室と災害現場、隊員同士の連絡手段として、無線機は使われます。東京消防庁には、1万台を超える無線機があり、円滑な消防活動の一翼を担っています。私は本部庁舎の総務部情報通信課で東京消防庁が保有する無線機の免許の管理を行っています。無線機がなければ消防活動が行えなくなるため、その責任は重大です。無線機は電波法で機器ごとに番号や使用目的、使用範囲などが細かく規定されています。新しく無線機を導入する場合はもちろん、使用期間の更新の際にも申請が必要で、その管理を担当しています。この仕事で何よりも大切なことは、期間内に滞りなく申請を行い、無線機を確実に使用できるようにすることです。
申請から免許の取得までは時間を要するため、無線機を使用する日から逆算して申請ができるように管理しています。万一、免許申請が間に合わなければ消防活動に大きな支障をきたしてしまうため、1万台を超える無線機の状況などを把握し、緻密なスケジュールを作成して手続きを進めています。また、これらの定期的な申請以外では消防車両を異なる消防署間で配置換えする際には、車載無線機の内容変更の申請が必要となり、故障などにより廃棄しなければならない無線機についても、すべて申請が必要になります。こうした不定期に発生する無線機の申請については、迅速な対応に努め、日々の消防活動が滞りなく行えるように支援しています。
  • TOPICS01

    以前、本部庁舎の企画調整部財務課で決算担当をしていたとき、決算書を作成するにあたり既定の項目に数字を入力し、その数字で間違いがないか確認をして資料を作成していました。しかし、入力した数字の校正作業に時間を要していたため、より簡潔にできないかと考えて開発したのがExcelを活用した簡単なシステムでした。このシステムは自動で入力した数字を校正してくれるもので、それまで時間を要していた作業がかなり軽減しました。そんな経験から、現在の無線機の免許の管理についても一元管理ができるシステムを開発したいと考えているところです。主事という仕事は消防官を支える裏方というイメージがありますが、創意工夫をしながら業務効率化や生産性向上のために挑戦することができ、大きなやりがいを感じています。

  • TOPICS02

    東京消防庁の職員は、職種に関係なく「東京を守る」という強い意志を持つ人ばかりです。私も長年、主事として広報、経理、庶務、総務などの業務を経験してきました。どの仕事も最善を尽くすことが消防官を支えることにつながり、東京を守ることにもつながります。私が仕事で一番大切にしていることは、何事も諦めないことです。時には「これは無理ではないか」と感じる困難な問題に直面することもありますが、「できない」と諦めるのではなく、どんな方法であれば打開できるのか、どうすれば少しでも前進できるのか突き詰めて考え、可能性を見出せるよう全力を尽くしています。

CHALLENGE
より専門的な知識を身につけ、
無線機のプロとして消防官をサポートする

無線機の管理には、免許と機器そのものの管理があります。この2つを管理することで消防活動に必要不可欠な無線機を活用することができます。総務部情報通信課に異動になった直後、無線機の知識を身につけるため「第三級陸上特殊無線技士」の資格を取得して基本的な知識を身につけました。今後はさらに専門知識を身につけるため、上級の資格を取得し、無線機の機器管理を担当することが目標です。将来は係長として無線機全般を管理する立場となり、災害現場で活動する消防官を支えられるよう、努力していきたいと考えています。

CAREER STEP
  • 防火管理係員
  • 企画調整部 財務課
  • 経理係員
  • 管理係員
  • 総務部 情報通信課