STAFF
INTRODUCTION
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消防署 はしご隊
平成20年入庁 茨城県出身

災害活動と訓練で身につけた
スキルを最大限に活かし、
消火・救助活動に臨む

災害があれば迅速に出場し、大きな消防車両を運転操作する先輩の姿に憧れを抱き、「私もあの人のようになりたい」と思ったことがはしご機関員を志すきっかけとなりました。はしご機関員になるため、普通機関技術、ポンプ機関技術及び特別操作機関技術を取得しました。はしご車を運転するためには大型自動車第一種免許が必要で、はしご機関員としてより高度な運転技術を身につけるため、バスの運転手などが有する大型自動車第二種免許を取得しました。はしご機関員としての私のモットーは、信念を持って行動することです。
機関員は常に自信を持ってハンドルを握ることが必要不可欠です。不安な気持ちでハンドルを握っていると事故につながり、隊全体の士気にも影響を与えてしまいます。当然、不安な気持ちをなくすには日々の訓練が何よりも重要です。日々の訓練の中で、様々な災害現場を想定した訓練を行うとともに過去の事例をはじめ、出場先の高層建物でイメージトレーニングをしながら災害現場で100%の力が発揮できるように取り組んでいます。
  • TOPICS01

    機関員の使命は、災害現場まで安全・確実・迅速に車両を運行することです。とくにはしご車は大型車両のため、ポンプ車では通行できる道路が通れない場合があり、運転技術だけでなく管轄区域内の道路に精通することが任務を遂行するには必要不可欠です。また、災害現場に到着したらどこにはしご車を停車させるのかを即座に判断することも、重要なスキルの一つです。人命救助や放水のためにはしご車のてい体を伸ばす際に、近くに電線がある場合は活動が困難になり、マンホールの上や側溝の近くには停車することができません。そのため、はしご機関員は周辺の状況を素早く把握し、はしご車の能力を最大限に発揮することができる場所を見つけ出すことが求められます。速やかな消火・救助活動を行うため、様々な災害現場を想定しながら日々の訓練に打ち込んでいます。

  • TOPICS02

    入庁から13年が経過し、ポンプ隊員、ポンプ機関員及びはしご機関員など様々な職種を経験してきました。機関員を経験したことで、広い視野で状況を把握することができるようになりました。機関員は隊の活動を確認し、隊長の指示のもと活動するため、一歩引いて現場全体を見ることが求められます。そんな経験から、状況を冷静に捉えられるスキルを活かし、今後も都民の方々の命を守る救助活動に役立てたいと考えています。また、災害対応に従事する私たち交替制勤務の職員は、24時間寝食をともに過ごすため、お互いが信頼し合う関係性はもちろんのこと、他人に対する気遣いや思いやりといった、社会を生きていく上で大切なことを学ぶことができる職場です。社会人として、消防官として成長させてくれた職場に感謝しています。

CHALLENGE
機関員としての経験を伝え、
後進の機関員の育成を担う

機関員として約10年間勤務してきましたが、先輩方と比べるとまだまだスキル不足を感じることは多くあり、さらに成長できるよう日々研鑽に励んでいきたいと考えています。己の技術を向上させるとともに、今後は後進の機関員の育成にも力を入れていきたいです。訓練に対する心構えから車両の運行や災害現場での活動など、私の経験から学んだことを伝え、一人でも多くの機関員を育成することに尽力したいと考えています。

CAREER STEP
  • ポンプ隊員
  • ポンプ機関員
  • はしご機関員